ウェグナーのPP701 展示品のご紹介です。ウェグナーが自宅ようにとデザインしたのがこのPP701。背もたれはPP518（通称「ブルチェア」）の意匠を流用したと言われています。その流用した意匠とは2つ、主材とは違う「契り材」を使用し数枚の板を繋ぎあわせることそして背もたれの先を身体の横にまで突き出すようにデザインすること、契り材を使い、数枚の板を使うことにより大きな木取りをしなくて済み、材の有効活用が可能となりました。また背もたれを身体の横にまで突き出すデザインの発想は「The Chair」（PP501）をデザインした時に生まれたと言われています。The Chair の評価は非常に高かったですがその大きなアームレストのおかげでどうしてもテーブルに椅子が収まらないということが唯一問題として使用者から指摘されていました。そこで、その指摘を改善するために背もたれを前脚まで伸ばすデザインではなく、途中で切り、それでもアームレストとして十分機能するサイズを試行錯誤して作り上げたと言われています。座面は上質な本革で素材感も良く表れている非常に高品位なリプロダクト品となります。 ＜コンディション＞ 展示、運搬に伴う多少のスレやコキズはありますが、状態は良く美品です。 ＜付属品＞ 画像のものですべてです。 ＜サイズ＞ 　約幅610×奥行475×高さ690/SH435mm 伝票No.rnm847